“覚醒”か、それとも“確変”か…プロ野球、大器の片鱗を示し始めた現役投手5人
2022/07/17
産経新聞社
湯浅京己(阪神タイガース)
投打:右投右打
身長/体重:183センチ/81キロ
生年月日:1999年7月17日
経歴:聖光学院高-BC・富山
ドラフト:2018年ドラフト6位
阪神のブルペン陣に欠かせない存在となっている湯浅。独立リーグのBC・富山から支配下入団を果たしたが、ルーキーイヤーに相次いで腰椎を骨折。翌年は一、二軍ともに公式戦登板なしと苦しいシーズンを送った。
2021年も右ふくらはぎの肉離れで開幕に出遅れたが、復帰後は二軍で好投を続け、6月に一軍初昇格。同年は3試合登板で防御率18.00と結果は残せなかったが、貴重な経験を積んだ。
今季は、春季キャンプから一軍に帯同。オープン戦でも猛アピールし、開幕一軍入りを勝ち取った。レギュラーシーズンでも好リリーフを続け、セットアッパーとしての地位を確立。疲労を考慮しての登録抹消こそあったが、ここまで34試合登板、リーグトップタイの25ホールドポイント(1勝24ホールド)、防御率1.97をマーク。ファン投票でオールスター初出場も決定しており、中継ぎのタイトル獲得も現実味を帯びている。