“確変”じゃない、“覚醒”だ…プロ野球、満を持して台頭した現役野手5人
2022/07/17
産経新聞社
塩見泰隆(東京ヤクルトスワローズ)
投打:右投右打
身長/体重:179センチ/76キロ
生年月日:1993年6月12日
経歴:武相高-帝京大-JX ENEOS
ドラフト:2017年ドラフト4位
王者・ヤクルトのリードオフマンを担う塩見。社会人の強豪・JX-ENEOSからプロ入り。即戦力として期待され、ファームでは結果を残していたが、2シーズンは一軍の壁に苦しんだ。
プロ3年目の2020年は、「5番・中堅」で開幕スタメン入り。最終的に43試合出場ながら打率.279、8本塁打を放つと、21年に大ブレイクを果たした。同年はシーズン途中からトップバッターを任され、140試合出場、打率.278、14本塁打、21盗塁の好成績。自身はベストナインに輝き、20年ぶり日本一に欠かせない存在となった。
中心打者として迎えた今季も、走攻守に渡ってチームを牽引。ここまで打率.314、12本塁打、リーグトップの22盗塁、OPS.910(出塁率.394+長打率.516)と圧巻のパフォーマンスを見せ、ファン投票でオールスターゲームにも初選出が決まった。しかし、今月10日に新型コロナウイルス感染が判明し無念の離脱。戦列復帰が待ち望まれている。