コンバートが大成功!捕手からの転向で大成したスラッガー5人。歴史に名を残した名選手たち
2023/01/20
産経新聞社
衣笠祥雄
出身:京都府
投打:右投右打
身長/体重:175cm/73kg
生年月日:1947年1月18日
ドラフト:-
山本浩二とともに、赤ヘル軍団を象徴する活躍を見せたのが衣笠祥雄である。京都の平安高校(現:龍谷大学付属平安高校)では、4番キャッチャーとして甲子園に出場した経験を持つ。
1965年にカープに入団した際も捕手だったが、2年目からファーストにコンバートされた。
4年目の1968年、初めて規定打席に到達すると21本塁打をマーク。それまでの3年間でわずか3本塁打だったことを考えると、急成長した選手と言える存在だった。
その後はサードにコンバートされ、最多盗塁・最多打点・ベストナイン・ゴールデングラブ賞など数々のタイトルを獲得。1987年には国民栄誉賞を受賞した。
衣笠の記録として外せないのが「最多連続試合出場」だ。2215試合連続出場は、現在もなお破られていない日本記録である。
また、通算死球は161で歴代3位。ジャイアンツの西本聖から死球を受け、骨折をしても試合に出続ける姿はファン・選手の両方を驚かせた。