コンバートが大成功!捕手からの転向で大成したスラッガー5人。歴史に名を残した名選手たち
2023/01/20
産経新聞社
山﨑武司
出身:愛知県
投打:右投右打
身長/体重:182cm/100kg
生年月日:1968年11月7日
ドラフト:1986年ドラフト2位
ドラゴンズ・ブルーウェーブ・イーグルスでプレーをした山﨑武司も、実は捕手の経験がある選手の1人だ。
小学生から野球を始め、最初のポジションは外野。その後、小学校の高学年から捕手に転向したという。中学生では1本もホームランを打てなかったが、愛工大名電では通算56本のホームランを記録した。
ドラゴンズに入団した山﨑は、3年目の1989年に1軍初出場を果たす。しかし、旧広島市民球場で行われたカープとの試合で、盗塁王争いをしていたカープの正田耕三に5盗塁を許した。
この試合を最後に、山﨑が捕手としてマスクを被ることはなくなった。だが、結果的にはこの試合のおかげで、山﨑の人生が変わったのかもしれない。
プロ入りから10年が経過した1996年、ファーストで固定された山﨑は打率.322・39本塁打と大ブレイクした。その後も2桁本塁打を記録し続けた山﨑だったが、ドラゴンズ在籍最後の年はわずか26試合の出場で本塁打2本。
翌年はオリックスに移籍するが、当時監督を務めていた伊原春樹とソリが合わず、一時は引退も考えた。
それでも、東北楽天に移籍して3年目の2007年、バファローズのタフィー・ローズと激しい本塁打王争いを演じ、見事タイトルを獲得。2009年にも39本塁打を記録し、イーグルス初のCS進出に貢献した。