「超高校級」の名の下に…今もなお現役の大阪桐蔭出身スラッガー5人。プロ野球界でも輝く選手たち
2022/07/21
産経新聞社
森友哉
出身:大阪府
投打:右投左打
身長/体重:170cm/85kg
生年月日:1995年8月8日
ドラフト:2013年ドラフト1位
今や貴重な存在となった「打てる捕手」として、ライオンズを引っ張っている森友哉。決して大柄とは言えないながら、豪快なフルスイングで観客を魅了する貴重な存在だ。もちろん、森友哉も高校時代で強烈な印象を残した選手である。
大阪桐蔭に入学し、1年秋からキャッチャーのレギュラーを獲得。藤浪晋太郎とのバッテリーで2012年は春夏連覇を成し遂げ、天才的なバッティングセンスで高打率を残した。
また、2013年の甲子園では、日本文理戦で2打席連続ホームラン。1本目はレフトフライに思えた打球がスタンドインしたこともあり、実況も「えーー!」と声を上げたほどだ。3回戦で明徳義塾に敗れ、高校最後の夏に甲子園制覇という夢は叶わなかったが、ドラフト1位でライオンズから指名を受けた。
ルーキーイヤーの2014年には、夏場に3試合連続のホームランを放つ活躍を見せた。高卒新人では46年ぶりという快挙を成し遂げ、シーズンを通じて6本塁打を記録。翌年は138試合に出場して17本塁打を記録するなど、瞬く間にレギュラーとして定着した。2019年には「山賊打線」の一角として、1試合に3本塁打を放つなど打ちまくり、打率.329で首位打者も獲得した。
今シーズンはロッカーでマスクを投げ付けて骨折するなど、出場機会の減少にともなって思うような打撃成績を残せていない状態だ。ただ、森友哉ほどの打者であれば、これから状態を上げてくるだろう。