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最後の最後で…偉業目前で完全試合・ノーヒットノーラン未遂に終わった5人

2022/07/27

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産経新聞社



杉内俊哉


出身:福岡県
投打:左投左打
身長/体重:175cm/82kg
生年月日:1980年10月30日
ドラフト:2001年ドラフト3巡目
 
 球界屈指の左腕として、福岡ダイエーホークス・ソフトバンクホークス・読売ジャイアンツで成績を残し続けた杉内俊哉。ゆったりとしたフォームから直球・変化球をうまく織り交ぜて、2005年・2008〜2010年の合計4シーズンで200奪三振以上を記録するなど、プロ通算では2,156の三振を奪った。
 
 杉内は「完全試合」の未遂に終わった。2012年5月30日、相手は東北楽天ゴールデンイーグルス。初回から快投を続ける杉内は1人のランナーも出さずに9回へ。2アウトを取り、イーグルスのバッターは中島俊哉。1球1球にファンのどよめきが渦巻く中、フルカウントからの6球目、内角の直球が外れてフォアボール。完全試合は逃したが、続く聖澤を見逃し三振に打ち取り、見事ノーヒットノーランを達成した。

 プロの世界でノーヒットノーランを達成した杉内だが、実は高校時代にも甲子園でノーヒットノーランを達成している。1998年8月11日、鹿児島実業高校に在学していた杉内は、青森県の八戸工業大学第一学校相手に16個の三振を奪い、ノーヒットノーランを達成。その快挙を達成した際は、当時ジャイアンツの監督を務めていた長嶋茂雄が「あのカーブは高校生じゃ打てない」と評したほどだった。

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