大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



まさに伝説…今もなお語り継がれる夏の甲子園の英雄5人|投手編【全国高校野球選手権大会】

2023/08/01

text By

photo

産経新聞社



田中将大

出身:兵庫県
投打:右投右打
身長/体重:188cm/97kg
生年月日:1988年11月1日
ドラフト:2006年高校生ドラフト1巡目
 
 早稲田実業との再試合、斎藤と投げあったのが田中将大だ。駒大苫小牧のエースとして斎藤佑樹と対峙し、最後は敗れた。とはいえ、斎藤佑樹と投げ合った決勝戦の勇姿は、今後も語り継がれていくのだろう。
 
 2005年の甲子園では背番号11ながら、準決勝では平田良介(元:中日ドラゴンズ)や辻内崇伸(元:読売ジャイアンツ)が率いる大阪桐蔭との試合に先発。8回途中まで投げ続け、チームは延長10回の末に6-5で勝利を収めた。そして、京都外大西との決勝戦では5回途中からマウンドに上がり、優勝の瞬間までマウンドに立ち続けた。
 

 
 背番号が「11」から「1」になった2006年の夏、「完璧なピッチング」とは言えない投球もあったが、田中がチームを決勝に導いた事実は色褪せない。早稲田実業との再試合、最後の打者が田中になったことは運命的なものを感じざるをえなかった。
 
 高校卒業後、東北楽天ゴールデンイーグルスに入団した田中は1年目からフル回転。2013年は24勝0敗・防御率1.27という脅威の成績を残し、楽天の優勝・日本一に貢献した。メジャーリーグでのプレーを経て、2021年から再び楽天へ復帰した。

1 2 3 4 5


error: Content is protected !!