まさに伝説…今もなお語り継がれる夏の甲子園の英雄5人|投手編【全国高校野球選手権大会】
2023/08/01
産経新聞社
桑田真澄
出身:大阪府
投打:右投右打
身長/体重:174cm/80kg
生年月日:1968年4月1日
ドラフト:1985年ドラフト1位
清原和博とともに「KKコンビ」を形成し、PL学園を1年の夏から5季連続出場に導いた英雄、桑田真澄。5季連続の出場で優勝・準優勝2回という輝かしい成績は、PL学園の全盛期を象徴した数字と言えるだろう。甲子園での通算成績は、25試合で20勝3敗。防御率が1.55という数字からも、いかに桑田が高校生離れした投手だったのかわかるはずだ。
また、桑田の凄さは投球だけではない。甲子園では通算6本塁打を放っており、上宮高校の元木大介らが記録した本塁打数に並んでいる。投打ともに一流の成績を残しており、ある意味では「野手」としても英雄と言えるのではないだろうか。
もちろん、桑田はドラフト1位で指名されるものと考えられていたが、桑田は早稲田大学への進学志望を表明。しかし、ジャイアンツが1位で指名すると、桑田はジャイアンツ入りを決断。ジャイアンツへの入団を熱望していた清原は西武ライオンズに入団することとなり、「KKドラフト事件」として世間を騒がせた。
桑田はプロ入り2年後から15勝を記録するなど、プロ通算で173勝を挙げた。1995年に大怪我をしながら、97年の復帰戦でマウンドのプレート上に手を合わせた姿は、今もなお語り継がれる名シーンだ。