頂点を知る者たち…夏の甲子園優勝投手の現役プロ野球選手8人|全国高校野球選手権大会
2023/08/02
産経新聞社
高校野球 甲子園最新情報
第105回全国高等学校野球選手権大会が8月6日から阪神甲子園球場で開幕。今年も夏の王者をかけて、熱い戦いが繰り広げられている。今回は、「夏の甲子園優勝投手」にフォーカスを当て、その称号を得た現役のプロ野球選手たちを紹介する。今年はどの高校から優勝投手が生まれるのだろうか。(成績は8月18日時点)
2005年 田中将大(駒大苫小牧)
現所属:東北楽天ゴールデンイーグルス
ポジション:投手
◇通算成績
NPB:241試合、118勝64敗3セーブ、1545奪三振、防御率2.62
MLB:174試合、78勝46敗、991奪三振、防御率3.74
◆優勝大会:第87回全国高等学校野球選手権大会
田中将大は、駒大苫小牧(南北海道)で2年生時に優勝投手を経験。背番号「11」ながら、3回戦の日本航空(山梨)戦、準決勝の大阪桐蔭(大阪)戦に先発するなど、計25回2/3を投げた。決勝戦では京都外大西(京都)を相手に5回途中から登板し、優勝の瞬間までマウンドを守り続けた。
2年秋からはエース兼主将としてチームを率い、2006年夏の歴史的一戦へ進むこととなる。プロでは、当時楽天監督の野村克也氏に「神の子」と言わしめる伝説的な活躍をみせ、その後メジャーリーグへ。現在は再び古巣楽天に復帰し、ローテーションの一角として活躍を続けている。