思惑通りの重要戦力に…プロ野球、輝きを増す社会人出身野手5人
2022/07/30
産経新聞社
塩見泰隆(東京ヤクルトスワローズ)
投打:右投右打
身長/体重:179センチ/76キロ
生年月日:1993年6月12日
経歴:武相高-帝京大-JX ENEOS
ドラフト:2017年ドラフト4位
王者・ヤクルトのリードオフマンを担う塩見。社会人の強豪・JX-ENEOSからプロ入り。即戦力として期待され、ファームでは結果を残していたが、2シーズンは一軍の壁に苦しんだ。
プロ3年目の2020年は、「5番・中堅」で開幕スタメン入り。最終的に43試合出場ながら打率.279、8本塁打を放つと、21年に大ブレイクを果たした。同年はシーズン途中からトップバッターを任され、140試合出場、打率.278、14本塁打、21盗塁の好成績。自身はベストナインに輝き、20年ぶり日本一に欠かせない存在となった。
中心打者として迎えた今季も、走攻守に渡ってチームを牽引。前半戦は打率.314、12本塁打、リーグトップの22盗塁、OPS.909(出塁率.393+長打率.516)と圧巻のパフォーマンスを見せ、ファン投票でオールスターゲームにも初選出された。7月10日には新型コロナウイルス感染が判明して離脱を強いられたが、23日に一軍復帰。球宴でも存在感を示していた。