セ・リーグ史上最高のファースト5人。球史に名を刻む最強一塁手たち
2022/08/01
産経新聞社
セ・リーグ歴代ベストナイン・一塁手部門
球史を振り返れば、どのポジションにも代名詞といえる名選手がいるものだ。常勝軍団には、確固たる地位を築くレギュラー選手がチームを牽引している。今回は、リーグ・ポジション別に歴代屈指のプレーヤー5人を紹介する。(セントラル・リーグ 一塁手編)
川上哲治(かわかみてつはる)
投打:左投左打
身長/体重:174センチ/75キロ
生年月日:1920年3月23日
経歴:熊本工
○最高殊勲選手(現最優秀選手・MVP):3回(1941、51、55年)
○首位打者:5回(1939、41、51、53、55年)
○本塁打王:2回(1940、48年)
○打点王:3回(1939、41、55年)
○ベストナイン:10回(1940、47-49、51、53、55-58年)
○オールスターゲーム出場:7回(1951-54、56-58年)
プロ野球黎明期を彩った“打撃の神様”。入団当初は投手も兼任していた。打者としては1939年に初の首位打者(打率.338)に輝くと、41年以降は不動の「4番・一塁」としてチームを牽引。最高殊勲選手(現最優秀選手・MVP)3回、首位打者5回、本塁打王2回、打点王3回など主要タイトルを総なめした。また、コンタクト能力に秀でており、打率.377でMVP、首位打者などに輝いた51年には、424打席で三振数はわずか6個と驚異的な数字を誇った。
通算成績は、1979試合出場、打率.313、2351安打、181本塁打、1319打点、220盗塁となっている。