まさに伝説…今もなお語り継がれる夏の甲子園の英雄5人|野手編【全国高校野球選手権大会】
2023/08/01
産経新聞社
中田翔
出身:広島県
投打:右投右打
身長/体重:184cm/107kg
生年月日:1989年4月22日
ドラフト:2007年高校生ドラフト1巡目
大阪桐蔭から北海道日本ハムファイターズに入団。読売ジャイアンツを経て現在は中日ドラゴンズでプレーする中田翔も、甲子園で躍動した選手の1人だ。
中田は1年の夏からレギュラーとして試合に出場し、背番号17で挑んだ春日部共栄戦では、5回途中からマウンドに上がりながら4安打。7-7の同点で迎えた7回裏には、レフトスタンドへ一発を放った。
2年の夏は、横浜高校との一戦でバックスクリーン横へ特大ホームラン。打たれた横浜高校のナイン、そしてベンチにいた選手の誰もが、一歩も動けずに打球を見送っていた。まさに怪物が本領を発揮した瞬間だった。
3年の春は背番号1ながら、佐野日大戦では4番として2打席連続ホームラン。厳しいインコース攻めをものともせず、4番としてチームを引っ張った。
しかし、最後の夏は大阪府大会の決勝戦、金光大阪相手に1点差で敗れた。もちろん、勝った金光大阪が素晴らしいのだが、中田が3年の夏に甲子園に出ていたら、どういった活躍を見せたのか想像した方も多いかもしれない。
【了】