パ・リーグ史上最高のファースト5人。球史に名を刻む最強一塁手たち
2022/08/02
産経新聞社
パ・リーグ歴代ベストナイン・一塁手部門
球史を振り返れば、どのポジションにも代名詞といえる名選手がいるものだ。常勝軍団には、確固たる地位を築くレギュラー選手がチームを牽引している。今回は、リーグ・ポジション別に歴代屈指のプレーヤー5人を紹介する。(パシフィック・リーグ 一塁手編)
榎本喜八(えのもときはち)
投打:左投左打
身長/体重:172センチ/71キロ
生年月日:1936年12月5日
経歴:早稲田実
○首位打者:2回(1960、66年)
○最高出塁率:1回(1966年)※1962年にタイトル設立。
○新人王(1955年)
○ベストナイン:9回(1956-59、64-66、68年)
○オールスターゲーム出場:12回(1955-64、66、68年)
卓越した打撃技術を誇った元祖“安打製造機”。テスト入団を果たした1955年から不動の「3番・一塁」として打線を牽引し、同年は新人王に輝いた。66年には打率.351、リーグトップの167安打、24本塁打、出塁率.439をマークし、首位打者と最高出塁率の打撃2冠を受賞。コンスタントにヒットを積み上げ、68年には史上最年少(31歳7ヶ月)で通算2000安打を達成。また、一塁手部門でのベストナイン9回(1956、59-64、66、68年)はパ・リーグ記録となっている。
通算成績は、2222試合出場、打率.298、2314安打、246本塁打、979打点、153盗塁となっている。