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マウンド度胸は工藤監督の折り紙つき。自己最多6勝の二保、来季は信頼を得られる投手へ【2015年ブレイク選手・ソフトバンク】

選手層厚いホークス投手陣の中で、今季キラリと光る存在感を見せたのがプロ7年目の二保だ。

2015/12/13

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1年間1軍でプレー

 プロ7年目、二保旭25歳。育成選手出身の右腕は2015年、キャリアハイとなるシーズンを送った。

 44試合に登板し、6勝1敗11ホールドポイント、防御率3.25。
 プロ初勝利をあげたのも今季だった。

 何よりファームへ降格することなく、1年間1軍を体験したことが二保にとっても大きな収穫となり、意識の変化も芽生えさせた。
 2イニング以上投げることも可能で、マウンド上では表情を変えることはない。そのマウンド度胸は工藤公康監督も認めるもの。

 昨季1軍登板なしの投手が、春季キャンプで思い切り腕を振りアピールを続けた。その結果、勝ち取った開幕1軍。育成選手時代は60キロ台だった体重も、今では70キロ半ば。今までの体力強化が投球にも活かされてきた。

 スライダー、フォーク、チェンジアップ、シュート、カーブと多彩な変化球と140キロ後半のストレートで打者を翻弄していく。

 同点やわずかにリードを許した場面での登板が多かったが、しっかりと試合を作ってみせ、チームの逆転勝利、さらに自身の6勝も呼び込んだ。これまでの実績はないが、それを補う勢い、思い切りの良さが何よりの持ち味だ。

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