賭博を認めた呉昇桓、メジャー移籍へ赤信号。韓国プロ野球は制裁も検討中
韓国・サムソンライオンズの3選手による海外賭博問題は元チームメイトである呉昇桓(阪神)にも影響を与えた。9日、検察の取り調べに応じ、少ない額ではあるが賭博をしたことを認めた。
2015/12/10
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2013年にはカブスでプレーした林。今回の賭博問題でプレミア12の韓国代表からも外れていた。
検察は非拘束起訴処分を検討
メジャーリーグ進出を目指している呉昇桓が賭博をしたことを認めた。
12月9日、朝7時から始まった韓国の検察による取り調べは5時間にも及んだ。その中で数億ウォンにあたるチップを借りたことは認めたものの、賭博をした回数と金額は多くはないと述べた。
韓国メディアの『スポーツソウル』は、この供述を受けて検察側の見解を次のように報じている。
「呉昇桓が賭けた金額が数千万ウォンということでもう1度、彼を呼んで再度調べることはないだろう。このまま非拘束起訴処分となる方向だ」
韓国での法律ではたとえ合法カジノであっても賭博をすると罪に問われてしまう。
それが韓国国内や海外であっても関係なく適用される。刑の重さを決めるカギは「常習性」があるかどうかだ。難しいところではあるが、賭博をした時点で1千万ウォン以下の罰金が科せられることになっている。しかし、一時的な娯楽であれば例外になる。
一部のメディアでは「呉昇桓が使った金額は娯楽での範囲内ではないため、処罰するべきでは」というものもあるが、比較的に少ない金額のために今回のような決定になる見通しになっている。