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最下位の楽天。来季は投手力中心、外国人打者に依存しないチームづくりを【2015年通信簿】

未曾有の故障者続きに、計算していた外国人野手が全く機能しなかった楽天。シーズン途中では、低迷するチームを象徴するかのように、オーナー現場介入報道がされるなど、ファン不在のドタバタ劇が繰り広げられた。

2015/12/16

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外国人選手が機能せず、故障者続出の野手陣

【野手1点】

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 463得点は12球団ワースト。得点力のテコ入れは待ったなしの急務である。
 日本一を飾った2013年からこの2年間で実に165点も減らした。失点と自責点の差がリーグで2番目に多く、守備も思うように機能しない。

 野手陣は奮闘する投手陣の足を攻守でひっぱり、2年連続最下位の最大原因を作っている。
 背景には外国人打者のスランプと故障者続出があった。得点源と長打力を求められた助っ人のオールスター前までの成績は下記のとおり。

ペーニャ OPS.818、打率.268、19打点、7本塁打
ウィーラー OPS.610、打率.176、14打点、4本塁打
サンチェス OPS.665、打率.203、15打点、5本塁打

 前年は球宴まで21本を量産したペーニャは3分の1に止まった。ウィーラーは3度の登録抹消を繰り返し、MLB通算61発のサンチェスに至っては開幕2戦目で早々にスタメンを外れるなど期待を大きく裏切った。

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 久米島キャンプの西田骨折から始まった未曾有の怪我人続出は、6月にピークを迎えている。銀次、枡田、西田、嶋、伊志嶺、藤田の6人が故障で戦線を離れた6月21日から7月10日までの期間は今年を決定づける約3週間になった。
 同期間における1試合平均得点は2.31に沈み、3年ぶりの8連敗を含む3勝9敗1分と低迷。最大2あった貯金を吐き出し、借金生活へ。以降、楽天が勝率5割に復帰することはなかった。

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