DeNA、前半戦首位からの最下位。勝ち続けるための方法論を見出せずに迷走【2015年通信簿】
前半戦首位からまさかのシーズン最下位。戦う集団へ成長したDeNAだが、まだ上位で勝ち続ける上での経験が足りなかった。来季、ラミレス新監督の下、どのような野球が繰り広げられるのか。
2015/12/21
筒香を軸に打線は完成。センターラインの課題は解消されず
【野手3点】
筒香嘉智、梶谷隆幸、ロペスを中心にリーグ最多の本塁打112本を記録。打率はリーグ3位の.249だったが、得点圏打率は.270でリーグトップ。チャンスで打てない場面が多々見られたが、数字上ではさほど悪くなかったことが窺われる。
打つ方は及第点だったが、言うまでもなく問題はセンターラインを固めることができなかったことに尽きる。
プロ野球タイ記録となる68暴投に絡んでしまったキャッチャー陣、守備面と打撃面においての波が激しかったショートとセンター陣。
多くの若手選手たちにチャンスが与えられたが、結局ところモノにできた選手はおらず、この課題は来シーズンへと持ちこされることになる。ラミレス監督新体制のもと来季はセンター梶谷の起用プランもあるようだが、いずれにせよ今後も頭を悩ませる課題であることは間違いない。