WBC2023は大谷翔平?村上宗隆?…歴代「日本の4番」を担った5人|野球日本代表侍ジャパン
2023/02/22
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阿部慎之助
・出身地:千葉県
・投打:右投左打
・身長/体重:180㎝/97㎏
・生年月日:1979年3月20日
・ドラフト:2000年ドラフト1位
国内組のみで戦うことになった2013年の第3回WBCで4番を任されたのが阿部慎之助だ。
阿部は2008年の北京五輪で、5番打者として活躍。2009年のWBCにも選出されていたが、城嶋健司が正捕手に固定されたため、出場機会は僅かに終わった。前年の2012年シーズンは打率.340、27本塁打、104打点の成績で首位打者と打点王を獲得。豊富な代表経験と国内での実績から2013年WBCでは、4番で正捕手、さらには主将と重要な役割を一任された。
同大会の侍ジャパンは、メジャー組が招集できなかったこともあり、第1ラウンドから厳しい戦いが続いた。阿部自身も右膝の違和感により、初戦のブラジル戦はスタメンから外れたが、代打での出場で勝ち越しタイムリーを放つ活躍を見せた。
以降の試合からはスタメンに復帰。第2ラウンドのオランダ戦では、WBC史上初の1イニングに2本塁打の放ち、チームの勝利に貢献した。しかし、準決勝のプエルトリコ戦で敗れ、日本は3位に終わった。本大会では、打率.261、2本塁打、7打点をマーク。本塁打と打点はチームトップの数字を残し、4番の仕事を果たした。