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山崎・有原は? 2年目以降活躍の保障なし、新人王の「その後の野球人生」【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】

ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回は新人王のその後だ。

2015/12/15

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新人王=名選手にあらず

 NPBの最優秀新人選手(新人王)は、セ・パ両リーグが分立した1950年から始まった表彰制度だ。
「新人」の資格は何度が変更されたが、今では、支配下選手に初めて登録されてから5年以内で、前年までの出場が投手は30イニング以内、野手は60打席以内の選手に与えられる。選考は野球記者クラブに所属する記者の投票による。

 新人王に輝く=プロ野球選手としては最高のスタートだと言ってよい。ではその後、大選手への道は約束されるのかというと、現実はそれほど甘くない。
 2000本安打、200勝を挙げた大選手を見ても、新人王を取った選手は数えるほどだ。

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 1950年以前にデビューした選手を除くと2000本安打者45人のうち新人王は7人、200勝投手17人のうち2人だ。
 華々しいデビューをしても、長くプロで活躍できるという保障は当然ない。平成以降の新人王を獲得した選手と、その生涯成績を見てみよう。

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