「ドジャースが前田に大金を費やすことはないだろう」殿堂入り記者や公式サイトは懐疑的
ポスティングでのメジャー移籍を目指す前田健太、その移籍先の最有力候補として日本ではドジャースの名前が挙がっている。一方MLB公式サイトや殿堂入り記者のピーター・ギャモンズ氏らはドジャースが前田を獲得する可能性は低いと見ている。
2015/12/16
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耐久性に不安のある先発投手を揃えるとは考えにくいとの声も
MLBの殿堂入り記者であるピーター・ギャモンズ氏も、「ドジャース前田」の可能性は低いと見ている1人だ。ギャモンズ氏は自身のブログ『Dilly Gammons』において以下のように述べている。
The Dodgers did sign Hisashi Iwakuma. One gets the impression they will not break the bank for Japanese righthander Kenta Maeda because of durability (155 pounds and having to go from 6 to 4 days rest) and the adjustment to larger baseballs, given his small hands.
ドジャースは岩隈久志と契約を結んだ。このことからドジャースが日本人右腕の前田健太を獲得するために大金を支払うことはないだろうという印象を受ける。なぜなら前田は耐久性に不安がある(前田の体重はわずか70kg、そのうえメジャーでは中6日から中4日の登板となる)上に、より大きいボールにもアジャストしなければいけない。
ドジャースの投手陣はエースのカーショウとアレックス・ウッドを除けば、昨年長期離脱を経験した上に日本での故障歴もある岩隈、14年まで5年連続故障者リスト入りのブレット・アンダーソン、昨年全休の柳賢振と耐久性に不安のある投手が並ぶ。
このことからギャモンズ氏は、ドジャースが同じく耐久性に不安を抱える前田を獲得するために資金を費やす可能性は低いと見ているようだ。また前田の課題として登板間隔の違い以外に、ボールの大きさが変わる(日本では円周約22.9cm、アメリカでは約23.5cm)ことへの適応をあげている。
果たして、ドジャースが2人目の日本人投手に手を伸ばす可能性はあるのか。またソフトバンクからFAの松田宣浩含む日本人選手の獲得に精力的に動いていると噂されるパドレスや、先発投手補強を狙うカージナルスら前田に興味を示す球団は依然存在している。
前田は、来季何色のユニフォームに袖を通すことになるのだろうか。
出典:Pitching options still remain for Dodgers by Steve Gilbert in MLB.com on Dec.15
Peter Gammons: Winter Meetings Over, Holiday Shopping Continues by Peter Gammons in Daily Gammons on Dec.11