大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



甲子園優勝だけがすべてじゃない…球界を代表するトップスター5人の「高校最後の夏」は?

2022/08/16

text By

photo

産経新聞社



大谷翔平(花巻東)


 
出身:岩手県
投打:右投左打
身長/体重:193cm/97kg
生年月日:1994年7月5日
ドラフト:2012年ドラフト1位

 
 前例のない「二刀流」に挑戦し、ベーブ・ルース以来の2桁勝利、2桁本塁打を達成した大谷翔平。投手・野手の両方で一流の成績を残し続ける大谷は、岩手県の花巻東高校で存在感を放っていた。
 
 高校3年のセンバツでは、大阪桐蔭のエースだった藤浪晋太郎(現:阪神タイガース)から変化球をライトスタンドへ運んだ。さらに、高校3年の最後の夏に岩手県大会で一関学院を相手に160km/hを記録し、世間に衝撃を与えた。おそらく、多くの高校野球ファンが「大谷は甲子園にやってくる」と考えていたはずだ。
 

 
 しかし、大谷の最後の夏は甲子園の土を踏むことなく終わる。決勝戦では15個の三振を奪いながら、盛岡大付が大谷から5点をもぎ取って勝利。花巻東は3-5で敗れ、3季連続の甲子園出場を逃したのだった。本塁打かファールか、微妙な打球が本塁打と判定されたことも話題になったことは記憶に新しい。
 
 試合後、大谷は涙を流しながら「最終的にはメジャーに行きたい」と公言していた。結果的には北海道日本ハムファイターズに入団し、二刀流を磨いて海を渡った大谷。これからどんな伝説を残してくれるのか、大谷の活躍を期待せずにはいられない。

1 2 3 4 5


error: Content is protected !!