県民の星…愛知県出身のプロ野球選手5人(野手編)|都道府県別の最強選手を振り返る
2022/08/18
産経新聞社
稲葉篤紀
出身地:愛知県西春日井郡(現・北名古屋市)
経歴:中京高-法政大
♢通算成績
2213試合、打率.286、2167安打、261本塁打、1050打点、74盗塁
シュアな打撃で通算2000安打を達成した稲葉篤紀。中京高(現・中京大中京)、法政大を経て1994年ドラフト3位でヤクルトに入団。プロ2年目に外野のレギュラーへ定着し、打率.310を記録した。
1997年には主力としてチームのリーグ優勝、日本一に大きく貢献。さらに2001年は打率.311、25本塁打、90打点を叩き出し、4年ぶりのリーグ優勝、日本一の原動力となった。
2004年オフにはフリーエージェント(FA)で日本ハム移籍を決断。2006年には打率.307、26本塁打、75打点をマークすると、翌年はキャリアハイの打率.334、176安打を放ち、チームはリーグ連覇、稲葉自身も初の打撃タイトルとなる首位打者と最多安打を獲得した。
国際大会の経験も豊富で、2008年は北京オリンピック、2009年と2013年にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表に選出。WBC連覇に尽力した。
2014年オフに現役引退後は、侍ジャパンの打撃コーチを経て、2017年7月から指揮官に就任。優れた手腕を発揮し、第2回WBSCプレミア12(2019年)、東京オリンピック(2021年)ではチームを世界一に導いた。現在は日本ハムのゼネラルマネージャー(GM)を務めている。