県民の星…愛知県出身のプロ野球選手5人(野手編)|都道府県別の最強選手を振り返る
2022/08/18
産経新聞社
赤星憲広
出身地:愛知県刈谷市
経歴:大府高-亜細亜大-JR東日本
♢通算成績
1127試合、打率.295、1276安打、3本塁打、215打点、381盗塁
圧倒的なスピードを誇り、「レッドスター」の異名を取った赤星憲広。全力疾走で9年の現役生活を駆け抜け、記録にも記憶にも残るプレーヤーとなった。
赤星は大府高、亜細亜大、JR東日本を経て2000年ドラフト4位で阪神に入団。プロ1年目から主に「2番・中堅」を任され、打率.292、39盗塁の好成績で盗塁王とゴールデングラブ賞、新人王を獲得した。
同年から5年連続盗塁王のタイトルを受賞し、2003年からは3年連続打率3割、60盗塁を達成した。特に2005年は、リードオフマンとして打率.316、190安打、60盗塁をマークし、盗塁のタイトルに加えてベストナイン、ゴールデングラブ賞も戴冠。リーグ優勝の原動力となった。
2007年には通算1000安打、通算300盗塁を達成するも、現役引退の大きな要因となった椎椎間板ヘルニアを発症した。翌年は全試合出場を果たすなどフルシーズンの活躍を見せたが、2009年9月に守備でダイビングキャッチを試みた際に症状が悪化。同時に中心性脊髄損傷と診断され、現役続行が困難に。志半ばでの引き際となった。
引退後は、野球評論家として活躍。2022年の春季キャンプでは、北海道日本ハムファイターズの臨時コーチとして主に走塁技術を伝授した。