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「待っていたんだ その戦う姿を」。復帰会見でのコメントが方向性決めたサブローの応援歌

2022/08/21

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産経新聞社



応援の構成~盛り上がる応援を作り出すのは難しい

2016年以降、プロ野球という枠組みを超え高校野球、大学野球 さらにはもっと広いスポーツ全般(Jリーグ、Bリーグ等)においての『音楽』『応援』を主体とした制作活動へと活躍の場を広げる「応援」のカリスマ! ジントシオ氏に応援スタイルの構築について掘り下げてもらった。(8月9日発売『野球と応援スタイル大研究読本』より一部抜粋)

 

 

サブローへの思いをストレートに詰め込んだ応援歌

 選手の言葉を聞いて作り、印象に残っているのはサブローの応援歌です。1994年ドラフト1位で入団した生え抜きの人気選手なので応援歌にもこだわりました。
 
「おお、レッツゴー・サブロー」
 
  原曲『Off with your hat!』(SNAIL RAMP)の上記曲が中心で、その他にもバージョン、歌詞を変更し、いくつかの応援歌を使いました。
 
 2011年シーズン中に巨人へ移籍しますが、その年オフにFA権を行使してロッテへの復帰。「ロッテ愛ですかね。自分はロッテの人間だなと思った」という復帰会見でのコメントが応援歌の方向性を決めました。
 
 「サブロー さあ立ち上がれ今こそ 愛するチームのため 待っていたんだ その戦う姿を 輝けサブロー」
 

 
 サブロー本人の気持ち、移籍に対して複雑な思いを持っていたファンなど、みんなの思いが詰まった応援歌です。
 
  応援というのは選手の耳に必ず届いています。調子が良い悪いなど、選手にはさまざまなことがあると思います。「ゾーン状態に入ったら何も聞こえない」という選手もいます。それでも多かれ少なかれ、必ず聞こえているはずです。だからこそスタンドを盛り上げ、選手の気持ちを昂らせ、最高のプレーにつながるような応援を作る意味があります。
 
  応援構成は難しいですが責任は重大です。だからこそ、活躍につながった時の充実感も大きいのです。
 
 
ジントシオ

書籍概要

野球と応援スタイル大研究読本』 
定価:1760円(本体1600円+税)
 
藤田憲右(トータルテンボス)推薦!
 
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日本野球界ならではの応援スタイルを徹底解剖!
 
進化し続ける応援。それは誰のため?
リード担当者は応援の道標となる重要役
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盛り上がる応援の規則性と構成の作り方
 
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