最速記録は155キロ…夏の甲子園に現れた歴代“規格外の速球王”6人|全国高校野球選手権大会
2023/08/02
産経新聞社
21世紀最初の速球王
2001年 寺原隼人(日南学園) 対玉野光南154キロ
21世紀、“150キロが当たり前となった時代”の幕開けとなったのが寺原である。日南学園入学時にはすでに135キロを記録したという剛腕の持ち主は3年生になるとコンスタントに150キロを記録。
夏の甲子園1回戦、四日市工との試合では松坂に並ぶ151キロを記録した。中4日で迎えた玉野光南戦では発熱の中、甲子園新記録となる154キロを記録する。アトランタ・ブレーブスのスカウトのスピードガンでは158キロを計測したという。
4球団競合の末、福岡ダイエーホークス(現ソフトバンク)に入団。NPBでは計4球団を渡り歩き、2度の2桁勝利を記録するなど18年間にわたって活躍した。
昨年には現役復帰し、独立リーグ・福岡北九州フェニックスでプレー。今年からソフトバンクの三軍投手コーチを務めている。