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最速記録は155キロ…夏の甲子園に現れた歴代“規格外の速球王”6人|全国高校野球選手権大会

2023/08/02

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産経新聞社



小柄な速球王

2009年 今宮健太(明豊) 対花巻東154キロ


 
 150キロを投げるために、大きな身体が必ずしも必要なわけではないと証明したのが高校時代の今宮である。
 
 センバツ以来の再戦となった夏の甲子園・花巻東戦では先発で登板も、4失点し降板。その後はサードに入ったが、9回に再登板すると、最速154キロを2度も記録し2者連続三振を奪う。その気迫は、画面越しからでも伝わるほどで、投げるボールはうなりを上げていた。
 

 
 今宮は、最速154キロ、高校通算62本塁打と超高校級の活躍により、福岡ソフトバンクホークスにドラフト1位で入団。プロ入り後は野手一本に絞った。遊撃手として、プロ入り3年後にはレギュラーに定着し、高い身体能力を活かした肩と守備範囲で球界を席巻した。
 
 2021年シーズンには、パ・リーグ新記録となる通算306犠打を達成。昨季は打率.296のハイアベレージを残し、モデルチェンジした姿を見せた。
 
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