県民の星…愛知県出身のプロ野球選手5人(投手編)|都道府県別の最強選手を振り返る
2022/08/23
産経新聞社
工藤公康
出身地:愛知県名古屋市
経歴:名古屋電気高(現・愛工大名電高)
♢通算成績
635試合(3336回2/3)、224勝142敗、3S、10H、2859奪三振、防御率3.45
工藤公康は、名古屋電気高(現・愛工大名電高)から1981年にドラフト6位で西武ライオンズに入団。名将・広岡達朗の下、プロ4年目には最優秀防御率のタイトルを獲得。翌年86年は、自身初となるシーズン2桁勝利を達成し、チームの日本一に大きく貢献した。
1993年のシーズンは15勝3敗、防御率2.06でリーグMVPを獲得。95年にFAで福岡ダイエーホークスに移籍すると、ここでもリーグMVPに輝く貢献で、チームを日本一へと導いた。2000年には自身2度目となるFAを行使して、読売ジャイアンツに移籍。巨人でも日本一の美酒に酔った。04年には通算200勝を達成。その後、横浜ベイスターズ、古巣・西武と渡り歩き、現役引退。
実働29年、通算224勝という成績だった。引退後はソフトバンクの監督に就任。監督生活7年のうち、5度の日本一に3度の優勝、6度のAクラスと名将と呼ぶにふさわしい成績だった。