メジャー移籍を目指す選手、元三冠王や元沢村賞投手らも。来季所属先が未定の選手たち
ストーブリーグも終盤戦に突入しているが、未だ来シーズンの所属先が決まらない選手も多い。2004年の三冠王松中信彦や、2009年の首位打者である鉄平らもその一人だ。
2015/12/21
松中、多村、鉄平らがいまだ決まらず
自由契約・戦力外通告となり、所属先の決まらぬ選手の中にも大物選手は多い。
実績が最も豊富なのは元ソフトバンクの松中信彦だろう。2004年にプロ野球史上7人目の三冠王を達成、通算352本塁打、1168打点を誇る平成を代表するスラッガーだが、ここ3シーズンは合計でもわずか6安打と衰えが隠し切れなくなっていた。他球団への移籍を目指して、シーズン終了後にホークスを退団したものの、獲得を希望する球団はでてきていないようだ。
松中以外にも、09年の首位打者である鉄平(元オリックス)や、2003年に沢村賞とMVPの同時受賞を果たした井川慶(元オリックス)、2004年にベイスターズで40本塁打、100打点を記録した多村仁志(元横浜)らも現役続行を目指しているものの、所属先は未定。中日の川上憲伸は浪人して、プロ野球球団との再契約の可能性を模索する。日米合わせてオールスター4度出場の岡島秀樹は、今季再びメジャー移籍を目指すという。
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