戦力活用できず、4位に終わったカープ。先発陣は目処立つも勝利の方程式確立が課題【2015年通信簿】
黒田・新井が復帰し、開幕前は優勝候補ともいわれたカープは2015年、まさかのBクラスに終わった。
2015/12/25
二軍も含めて戦力のはず。来季はどう活用できるか
【ベンチワーク2点】
リリーフ陣の起用に課題が残った。
特にシーズン途中での大瀬良の中継ぎ転向は論議を呼んだ。また大瀬良が抜けたことにより、そこから先発ローテーションも固定されたものではなくなっていった。
開幕当初、ストッパーはヒースが務める構想はどうだったのか? 能力の高い投手だけに、彼の力を引き出し切れなかったことは悔やまれる。
一方、二軍は春先から快進撃を見せていたが……下水流の長打力、赤松の脚力、左腕のザガースキー、ベテランの廣瀬など、カープにはまだまだ活用できる戦力があったようにも感じる。
【総合3点】
シーズンの観客動員は200万人を突破。優勝候補にカープを挙げる野球評論家は少なくなかった。世代交代も順調に進んでいるようには見えた。
それだけに、今年のBクラス転落に落胆の声は大きい。
ファンサービスの充実、スタジアムの魅力、ファンの熱さ、全国区の人気を誇るようになっているだけに、早期のV奪回が望まれる。