ドラフト外から大スターへ!ドラフト外入団の一流選手6人|プロ野球ドラフト会議
2024/01/20
産経新聞社
石井琢朗
出身:栃木県
投打:右投左打
身長/体重:174cm/78kg
生年月日:1970年8月25日
ドラフト:1988年ドラフト外
プロ野球界で最後のドラフト外入団選手として、横浜や広島で活躍を見せた石井琢朗。栃木県の足利工業高校では、2年生エースとして夏の甲子園に出場した経験を持っている。
だが、甲子園では初戦敗退となり、高校3年の段階ではプロ入りすら諦めていたという。大学進学が現実味を帯びる中、石井はドラフト外とはいえプロ入りのチャンスを掴み取り、大学推薦を断って横浜(当時は大洋ホエールズ)に入団した。
1989年から3年間は投手だったが、石井は自らの意思で1992年から内野手に転向。すると、1993年には盗塁王やゴールデン・グラブを獲得するなど、サードとして見事に開花。1995年には自身初の打率3割を記録し、1996年からショートにコンバートされて長きにわたって活躍を見せた。
中でも横浜が優勝した1998年は、打率.314、39盗塁という成績を残してチームを牽引。プロ通算で2432安打を記録した。
現役引退後はヤクルトスワローズや読売ジャイアンツなどでコーチを務め、2022年からは古巣の横浜にコーチとして復帰している。今後、石井の指導を受けた選手がどのような活躍を見せるのか、楽しみにしたいところだ。