ドラフト外から大スターへ!ドラフト外入団の一流選手6人|プロ野球ドラフト会議
2024/01/20
産経新聞社
鹿取義隆
出身:高知県
投打:右投右打
身長/体重:174cm/78kg
生年月日:1957年3月10日
ドラフト:1978年ドラフト外
読売ジャイアンツ・西武ライオンズの2球団で活躍したサイド右腕・鹿取義隆。リリーバーとして不動の地位を築いた鹿取も、ドラフト外でプロの世界に足を踏み入れた。
高知商業高校から明治大学に進学。2年春からベンチ入りすると、4年春にはエースとしてチームを牽引。リーグ戦、さらには大学日本選手権を制した。リーグ戦通算21勝、防御率1.89の実績を引っ提げ、1978年ドラフト外で巨人に入団。
ルーキーイヤーから中継ぎとして38試合に登板すると、翌1980年には51試合に登板し、防御率1.78をマーク。以降は苦しむシーズンもあったが、1984年からはブルペン陣の中心としてフル回転した。
しかし、1989年は登板数が半減すると、当時の藤田元司監督による「先発完投」の方針もあって移籍を志願。同年オフにトレードで西武入りが決まった。
移籍初年度は抑えを務め、最優秀救援投手(24セーブ)のタイトルを戴冠。その後も主に勝ちパターンの一角としてフレキシブルに起用され、1997年まで活躍を続けた。