ドラフト外から大スターへ!ドラフト外入団の一流選手6人|プロ野球ドラフト会議
2024/01/20
産経新聞社
西本聖
出身:愛媛県
投打:右投右打
身長/体重:176cm/81kg
生年月日:1956年6月27日
ドラフト:1974年ドラフト外
闘志をむき出しにして打者に立ち向かった西本聖も、ドラフト外から一流選手になった1人だ。愛媛県の松山商業高校では1年生の段階から活躍を見せた西本だが、ドラフトで指名されることはなく、ドラフト外で読売ジャイアンツに入団。
入団1年目は1軍登板が叶わず、2年目はわずか1試合の登板で1イニングを投げて3失点。悔しいデビューとなったものの、3年目で8勝を記録(防御率2.66)して頭角を現す。そして、1980年には14勝、1981年には18勝を挙げるなど、ジャイアンツに欠かせないピッチャーとなった。
1980年代といえば、ジャイアンツでは江川卓が突出した数字を残しており、江川と西本はライバルとしてしのぎを削っていた。その中でも、西本は自身の代名詞と言えるシュートを武器に、1981年の日本シリーズでMVPを獲得。
その後、西本は1989年に中日ドラゴンズへ移籍すると、キャリア最多の20勝(6敗)を記録して最多勝。最後はオリックスに移籍してプロのキャリアを終えたが、江川と西本が1980年代のジャイアンツを支えた事実が色褪せることはない。
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