まさに崖っぷち…プロ野球、正念場を迎えたドラフト1位入団の現役選手5人
2022/08/24
産経新聞社
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プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな期待が寄せられる。しかし、その期待が「重圧」となり、苦しむ選手が多いことも事実だ。今回は、ドラフト1位指名を受けながらも思うような成績を残せず、正念場を迎えている現役選手5人を紹介する。
平沢大河
投打:右投左打
身長/体重:176cm/80kg
生年月日:1997年12月24日
経歴:仙台育英高
ドラフト:2015年ドラフト1位
仙台育英高から2015年ドラフト1位でロッテに入団した平沢大河。高校3年夏の甲子園では、3本塁打を放ち準優勝に大きく貢献。高校生離れした打撃と遊撃守備を披露し、ドラフトでは地元の楽天とロッテが競合した。
高卒1年目の2016年は夏場から一軍に合流し、同年8月に地元・仙台でプロ初ヒットを記録。さらにその約1ヶ月後、またも仙台でプロ初ホームランを放った。外野にも挑戦した2018年には自己最多の112試合に出場し、打率.213ながら5本塁打をマーク。順調に成績を残すと思われたが、翌年は51試合の出場にとどまった。
さらに、2020年は初めて一軍出場なしに終わる。秋には痛めた右肘の手術を受けて再起を図ったが、翌年も2年連続で一軍出場はならなかった。しかし、2022年は「9番・三塁」で初の開幕スタメンを奪取。3年ぶりのヒットを放つなど復活の兆しを見せている。平沢が狙う内野のポジションにはライバルも多いが、再び躍動する姿を見たい。