日本ハム・大谷翔平のポスティングは2年後? MLBを揺るがす2018年問題
プレミア12でも多くのメジャー関係者が前田健太や大谷翔平らの視察に訪れた。その大谷を2017年にポスティングにかけるのではとMLB関係者の間で噂がささやかれている。それはMLBの2018年問題と関係しているようだ。
2015/12/23
2018年に多くのスター選手がFAに
「大谷翔平のポスティングは、2年後の2017年オフじゃないか」
MLB関係者の間で、こんな噂がささやかれている。
何を根拠としているのだろうか?
12日付のニューヨークの地元紙ニューズデーは、ヤンキースが前田健の争奪戦には参加しないことをレポートした。その理由の一つとして「チームは日本ハムの大谷翔平を狙っている。ただ大谷がポスティングにかけられるのは、早くても2年後の2017年オフになりそうだ」と伝えている。
噂の一つの根拠とされるのが、MLBを待つ「2018年問題」だ。大リーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンス記者は、「かつてないほどの数のスター選手がFAとなる。すでにFA市場はバブルを迎えているが、未曾有の事態に陥る」とこの「2018年問題」を解説している。
2018年オフにFAとなる有力投手は以下の通り。ホセ・フェルナンデス(マーリンズ)、マット・ハービー(メッツ)、ダラス・カイケル(アストロズ)、アダム・ウェインライト(カージナルス)、シェルビー・ミラー(Dバックス)などなど。
そしてクレイトン・カーショウ(ドジャース)、デビッド・プライス(レッドソックス)の2人は、自らの意思でこのオフにFAとなれる権利(opt out=オプトアウト)を有する。この権利はよほどの故障やスランプがない限り、行使するケースがほとんどだ。
もちろん先発投手に限らず、野手も大物ぞろい。
ブライス・ハーパー(ナショナルズ)、ジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)、マニー・マチャド(オリオールズ)、アンドルー・マカチェン(パイレーツ)、アダム・ジョーンズ(オリオールズ)ら、きら星のようなスーパースターが一斉にFAとなるのだ。