日本ハム・大谷翔平のポスティングは2年後? MLBを揺るがす2018年問題
プレミア12でも多くのメジャー関係者が前田健太や大谷翔平らの視察に訪れた。その大谷を2017年にポスティングにかけるのではとMLB関係者の間で噂がささやかれている。それはMLBの2018年問題と関係しているようだ。
2015/12/23
来年度、日米間のポスティングシステムは見直し
2017年オフとなれば、大谷にとってプロ5年目のシーズンを終え23歳。プロ野球選手として、これから最盛期を迎えようという絶好の時期だ。
加えて、2018年オフのポスティングでは、前述のスーパースターたちとかち合う。移籍市場での苦戦を避けるため、その前年を選ぶのでは。というのが噂の根拠のようだ。
もっとも2013年オフに日米間で合意した現行のポスティングシステムは、来年度から毎年見直しが行われることになっている。日本球団側は譲渡金の限度額2000万ドル(約24億円)に不満を持っており、ルールが2017年オフにどうなっているのかは不透明。新ルールの形が、大谷をポスティングする際の日本ハム球団の決断にも大きく影響するだろう。
果たして2年後の2017年オフ、大谷を取り巻く環境はどのように変化しているのだろうか。ビジネスなので慎重な判断が求められるのだろう。
ただ、2018年オフのFA市場に打って出て、大物投手たちとの価格競争に挑む姿も見てみたい。メジャーのマウンドで暴れるその前に、日本の至宝がどのような高い評価を得られるのかを。