離脱さえなければ…“ガラスのエース”6人。ポテンシャルは間違いない現役投手たち
2023/09/09
産経新聞社
梅津晃大(中日ドラゴンズ)
東洋大時代からけがが多く、大学通算1勝ながら、その潜在能力の高さを評価されてドラフト2位で中日に入団。1年目の8月にプロ初先発を果たし、勝利投手となった。その後も好投を重ね、1年目は6先発で4勝、防御率2.34の好成績を残した。
2年目は開幕ローテーション入り。8月のヤクルト戦では10回無失点の好投を見せた。しかし、この登板の4日後に右ひじの違和感によって登録抹消。そのままシーズンを終了し、同年は結局7試合登板で2勝に終わった。
それでも球団からの期待は大きく、オフに背番号を「28」からエース番号の「18」に変更することとなった。
2021年シーズンは5月に1軍昇格。わずか3試合の登板に終わり、防御率こそ1点台だったが、制球に苦しんでイニング以上の四死球を与えた。ブレークの期待がかかった昨季は、3月に右肘靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受け、シーズンを全休した。
今季は、リハビリを経て8月31日のヤクルト戦で2年ぶりの1軍マウンドへ。待望の復帰戦は敗戦投手となったものの、5回1失点と及第点の投球を披露した。
素材は間違いない長身右腕だけに、エース格として躍動する姿が見られることを待ち望まれている。