離脱さえなければ…“ガラスのエース”6人。ポテンシャルは間違いない現役投手たち
2023/09/09
産経新聞社
田中正義(北海道日本ハムファイターズ)
大学時代に最速156キロ右腕として注目を集め、2016年ドラフト会議の目玉となった。5球団競合の末にソフトバンク入り。鳴り物入りで入団したが、ルーキーイヤーから故障に苦しんだ。
同年は右肩の違和感によってリハビリ組での調整で続き、2軍でもわずか1試合の登板に終わった。
プロ2年目の2018年は中継ぎ投手として開幕1軍入りを果たしたが、10試合の登板に終わった。さらに、2019年には故障の影響で1試合のみ、2020年シーズンは1軍登板なしと本領を発揮できないシーズンが続いた。
翌2021年には中継ぎとして18試合に登板し、防御率2.16をマーク。大器の片鱗を示すと、2022年の春季キャンプも順調に消化し、開幕ローテーション入りをほぼ手中に収めたていた。
しかし、右肩の違和感を訴えて無念の離脱。8月14日に中継ぎとして1軍登板を果たしたが、同年も1桁の登板回数にとどまった。
そして同年オフ、近藤健介のFA人的補償で日本ハムへの移籍が決定。新天地ではリリーフとして覚醒。守護神としての地位を確立している。結果を残し続け、まずはけがなくシーズンを完走したい。
【了】