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公立校からプロの世界へ! “激戦区”大阪の公立校出身プロ野球選手5人

2022/08/31

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産経新聞社



矢野燿大(桜宮)

出身:大阪府
投打:右投右打
身長/体重:181cm/81kg
生年月日:1968年12月6日
ドラフト:1990年ドラフト2位
 
 2019年から阪神タイガースの監督を務める矢野燿大は、桜宮高校(大阪市)の出身だ。桜宮は野球以外もスポーツが盛んな高校であり、1982年のセンバツ出場に出場した経験もある。
 
 球界を代表するキャッチャーとして活躍した矢野だが、中学時代はバスケ部に所属。土日は軟式野球のチームに所属していたため、バスケと野球を両立させていたのだ。桜宮高校の野球部に入ることも迷ったと言われているが、最終的には入部を決断する。
 
 入部後、矢野は1年生からベンチ入りを果たした。とにかく練習熱心だった姿に、上級生からの信頼も厚かったと言われている。4番キャッチャーとして、キャプテンとしてチームを引っ張り甲子園出場を目指していたが、最後の夏は同じく公立の市岡高校に敗れて終わった。
 

 
 その後、東北福祉大学に進学した矢野は、大学でも屈指のキャッチャーとして活躍し、ドラフト2位でドラゴンズに入団。1997年オフにトレードで阪神タイガースへ移籍すると、出場機会を大幅に増やした。優勝した2003年には打率.328・14本塁打・79打点を記録し「打てる捕手」として優勝に貢献した。

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