日本3球団目、スタンリッジはロッテへ。過去にはフェルナンデスが7回移籍を経験
ソフトバンクを退団したJ.スタンリッジのロッテ入団が25日正式に発表された。スタンリッジにとっては、ソフトバンク、阪神に続く自身の日本3球団目となる。過去にはフェルナンデスやシコースキーらが多くの日本球団を渡り歩いた外国人選手がいた。
2015/12/25
2年連続二ケタ勝利のスタンリッジ
25日、千葉ロッテマリーンズは、ジェイソン・スタンリッジ投手を獲得したことを発表した。背番号は55。
スタンリッジは、2007年のシーズン途中にソフトバンクに入団すると、8試合に先発し7勝1敗と活躍した。翌年は不振に陥り解雇されたが、2010年シーズン直前に先発投手補強を目した阪神に獲得され、2シーズンぶりに来日。打線との兼ね合いもあり、負け越すシーズンが多かったものの、4年間で35勝をあげ、ローテーションの中心の1人として機能した。2014年には、2年契約で再び古巣ソフトバンクに復帰。今シーズン含め2年連続で二ケタ勝利をあげている。
ホークスの連覇に貢献しながら今オフ、ソフトバンクをリリースされたスタンリッジ。
今季は23試合に登板して自身3度目の二ケタ勝利、10勝7敗の成績を残したものの決して投球内容はよくなかった。
9、10月はわずか2登板のみであり、防御率は規定投球回以上ではリーグワースト2位かつ、自己ワーストの3.74。奪三振率も自己ワーストの5.05に終わっている。被出塁率.334とWHIP1.34もリーグワーストとなっており、走者を背負っての投球が多かった。
しかしこれまでの日本球界での経験は十分。新天地ロッテで涌井・石川とともに先発ローテーションを形成することになる。
ロッテがスタンリッジを獲得した以外でも広島がルナ、巨人がクルーズを獲得したように、外国人の国内移籍は近年多く見られる。スタンリッジにとってロッテは自身の日本3球団目、2度ソフトバンクに入団しているため日本チームへの移籍回数はのべ4回目となる。過去にはこうして複数の日本球団でプレーした外国人選手も多い。