これぞ魔球…フォークを武器に活躍した最強投手5人|現役選手編【変化球-球種別最強投手】
2022/09/06
産経新聞社
プロ野球(NPB) 最新情報(最新ニュース)
現代は160km/hを記録する投手が増えているが、野手も160km/hを打ち返す場面が見られる時代になった。また、フォークが150km/hに迫る投手も存在しており、投手のレベルが底上げされている。そこで今回は、フォークを武器に活躍する投手について、現役選手に絞って5人紹介する。
千賀滉大
出身:愛知県
投打:右投左打
身長/体重:186cm/92kg
生年月日:1993年1月30日
ドラフト:2010年育成選手ドラフト4位
「お化けフォーク」を武器に三振の山を築く、福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大。愛知県の蒲郡高校から育成で指名を受けると、2012年の途中に支配下登録を勝ち取った。
高校時代からフォークを習得していたものの、基本的にはスライダーが武器だった千賀。現在こそ先発の印象が強い千賀だが、頭角を現し始めた2013年はリリーフとして51試合に登板し、防御率2.40を記録した。2012年のオフにフォークを磨き、実戦で使用できるレベルに引き上げたという。
160km/hを超えるストレートに加えて、落差の大きいフォークをものにした千賀は、数々の記録を打ち立てた。育成出身初の10勝(全て先発としての勝ち星)、育成出身初のCS(クライマックスシリーズ)先発、育成初(同時に令和初でもある)のノーヒット・ノーランなど、あげればキリがないほどだ。
また、2019年はNPB歴代最高の奪三振率11.33、奪三振227という脅威の数字を記録。2022年9月1日時点で積み上げた三振数は1220だが、この数字は今後もより増えていくだろう。