これぞ魔球…フォークを武器に活躍した最強投手5人|現役選手編【変化球-球種別最強投手】
2022/09/06
産経新聞社
佐々木朗希
出身:岩手県
投打:右投右打
身長/体重:190cm/85kg
生年月日:2001年11月3日
ドラフト:2019年ドラフト1位
高校時代から「令和の怪物」と呼ばれた佐々木朗希も、フォークを武器にするピッチャーの1人だ。高校1年から147km/hのストレートを投げていた佐々木だが、高校生のときはフォークがあまり落ちなかったという。
4球団競合(日本ハム・西武ライオンズ・楽天イーグルス・千葉ロッテ)の末、佐々木はドラフト1位で千葉ロッテに入団。しかし、2020年は1軍登板がなく、2021年の5月にようやくプロ初登板を迎える。
この初登板の際、佐々木は5回で107球を投じ、フォークは29球だった。初回に記録した143km/hがフォークの最速だったが、多くはボール球、またはヒットを打たれた記録が残っている。そこから1年も経たないうちに、佐々木はストレートだけでなくフォークの精度を高め、槙原寛己以来28年ぶりに完全試合を成し遂げた。
現在はストレートが160km/hを超えることが通常、フォークが150km/hという異次元の領域に到達している佐々木。令和の怪物は、令和にどれだけの伝説を残すのか。これからの佐々木に期待せずにはいられない。