これぞ魔球…フォークを武器に活躍した最強投手5人|現役選手編【変化球-球種別最強投手】
2022/09/06
産経新聞社
栗林良吏
出身:愛知県
投打:右投右打
身長/体重:178cm/85kg
生年月日:1996年7月9日
ドラフト:2020年ドラフト1位
ルーキーイヤーの2021年から守護神を任され、新人最多記録の37セーブを挙げた栗林良吏。ストレートやカットボール、カーブといった全ての球種が一流の投手で、中でもフォークの質は際立っている。
大学時代にフォークを習得した栗林だが、社会人時代(トヨタ自動車)は武器として使用できるほどの落ちではなかったという。しかし、トヨタ自動車で鍛錬を重ねたことで、フォークはプロでも通用する質になった。
2021年途中までのデータではあるものの、一時はフォークの空振り率が35%を超えていたほど、打者のバットは栗林のフォークに空を切った。元カープの選手である永川勝浩コーチから指導を受け、自慢のフォークがさらに磨かれていったのだ。
2021年シーズンの奪三振率は脅威の13.93。81個の三振を奪って防御率0.86、セーブシチュエーションでの失敗なしという完璧な投球を見せた。2022年も奪三振率11.25(2022年8月24日時点)を記録しており、栗林にとって「2年目のジンクス」は関係ないと言えるだろう。