これぞ魔球…フォークを武器に活躍した最強投手5人|レジェンド編【変化球-球種別最強投手】
2022/09/05
産経新聞社
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さまざまな変化球の種類が増えている現在でも、フォークを武器に活躍する選手は数多くいる。すでに引退した選手の中にも、凄まじいフォークを操った投手の活躍はプロ野球ファンの印象に残っているはずだ。そこで今回は、フォークを武器に活躍した最強投手5人について、すでに現役を引退した選手に絞って紹介する。
佐々木主浩
出身:宮城県
投打:右投右打
身長/体重:190cm/98kg
生年月日:1968年2月22日
ドラフト:1989年ドラフト1位
「ハマの大魔神」の愛称で守護神に君臨し、相手バッターに絶望を与えた佐々木主浩。数々の強打者を相手に、ストレートと4種類の軌道を描くフォークを武器に立ち向かった。
東北高校から東北福祉大学に進学した佐々木は、大学時代にフォークを習得する。大学時代は怪我などもありながら、横浜(当時は大洋ホエールズ)からドラフト1位指名を受けた。東北福祉大学からドラフト1位で指名を受けたのは、佐々木が初めてだった。
1年目の1990年は抑えではなく先発として、16試合に登板し2勝4敗。1991年も投手は先発だったが、当時抑えを務めていた遠藤一彦が故障によって離脱すると、佐々木がリリーフに配置転換された。すると、フォークを武器に活躍して17セーブを記録。
1992年からストッパーの座を掴んだ佐々木は、1995年に32セーブ、防御率1.75と飛躍を見せた。そして、1998年は45セーブ、防御率0.64で優勝に貢献。56投球回で78の三振を奪うなど、絶対的守護神の座を掴む。カウント球として、または決め球として、佐々木のフォークは数々のバッターを苦しめた。