これぞ魔球…フォークを武器に活躍した最強投手5人|レジェンド編【変化球-球種別最強投手】
2022/09/05
産経新聞社
村田兆治
出身:広島県
投打:右投右打
身長/体重:181cm/78kg
生年月日:1949年11月27日
ドラフト:1967年ドラフト1位
「マサカリ投法」でプロ通算215勝、33セーブを挙げた村田兆治も、フォークを武器に活躍した選手の1人だ。
広島県の福山電波工業高校(現:近畿大学附属広島高校・福山校)からドラフト1位でロッテ(当時は東京オリオンズ)に入団した村田は、1年目こそ3試合の登板に終わったが、2年目には37試合に登板して6勝。当時からストレートの球威は一級品と言われており、フォークも駆使して活躍を見せた。
4年目の1971年に初めて2桁勝利(12勝)を記録してブレイクすると、フォークの精度がさらに高まって1974年にも12勝を挙げる。そして1976年は21勝、防御率1.82というキャリアハイの数字を叩き出し、18完投を記録するなど先発完投型のエースとして大活躍した。
1981年の日米野球では、得意のフォークでメジャーリーグの打者から三振を奪い、まさに「伝家の宝刀」と言えるフォークを投げていた村田。右ヒジの手術から復帰して引退した1990年も10勝を挙げるなど、最後の最後まで腕を振り続けた大投手だった。