これぞ魔球…フォークを武器に活躍した最強投手5人|レジェンド編【変化球-球種別最強投手】
2022/09/05
産経新聞社
野田浩司
出身:熊本県
投打:右投右打
身長/体重:186cm/82kg
生年月日:1968年2月9日
ドラフト:1987年ドラフト1位
現役投手では千賀のフォークが「お化けフォーク」と呼ばれているが、元祖お化けフォークと呼ばれたのが野田浩司のフォークだった。そのお化けっぷりは、1995年にヤクルトの監督を務めていた野村克也が認めたほど。
熊本県の多良木高校(現在は閉校)から、社会人では九州産交(現在は廃部)に所属。その後、ドラフト1位で阪神タイガースに入団したものの、1年目は防御率3.98ながら3勝13敗と大きく負け越した。しかし、阪神在籍3年目には11勝を記録すると、1993年にトレードでオリックス・ブルーウェーブに移籍。
野田はオリックスへの移籍1年目に17勝を記録しただけでなく、209の三振を奪うなど瞬く間にブレイクを果たす。また、3年連続で200以上の奪三振を記録したほか、1995年の4月には千葉マリンスタジアムで1試合19奪三振という偉業を成し遂げた。
2022年に佐々木朗希が並ぶまで、1試合19奪三振の記録は野田が単独1位となっていた。完全試合を成し遂げた佐々木でもタイ記録という部分に、野田の凄さが垣間見えるだろう。