村上宗隆へと続く系譜…ヤクルトの歴代最強打者5人。球団史を彩る”ミスタースワローズ”たち
2022/09/03
産経新聞社
池山隆寛
投打:右投右打
身長/体重:183㎝/75㎏
生年月日:1965年12月17日
経歴:市立尼崎高
ドラフト:1983年ドラフト2位
池山隆寛は、豪快なフルスイングから「ブンブン丸」の愛称で親しまれた。
1983年ドラフトでプロ入りを果たすと、高卒1年目から1軍デビュー。プロ4年目の1987年に遊撃手のレギュラーに定着すると、同年は13本塁打を放ち、持ち味の長打力を発揮した。
1988年には全試合出場を果たし、打率.254、31本塁打、81打点の成績で初のベストナインを獲得した。同年から5年連続30本塁打に到達し、1990年には遊撃手史上初となる「3割30本」をクリア。1992年からは空き番となっていた背番号1を引き継いだ。
晩年は怪我にも苦しんだが、持ち前のフルスイングを貫いた。そのバッティングスタイルから三振は多かったものの、数多くの放物線を描き、通算304本塁打はヤクルトの球団記録となっている。引退後は打撃コーチなどを経て、現在はヤクルトの2軍監督を務めている。