高卒ルーキーで即戦力…プロ1年目から新人離れの成績残した投手5人
2022/09/01
産経新聞社
松坂大輔
横浜高から1998年ドラフト1位で西武に入団した松坂。「平成の怪物」の異名を取り、高校3年時に春夏連覇を達成。夏の甲子園決勝戦では、無安打無得点試合(ノーヒットノーラン)の快投で有終の美を飾った。
高卒1年目から開幕ローテーションに名を連ね、プロ初登板初勝利を記録。速球は最速155キロを計測するなど圧巻のデビュー戦となった。その後も「三振をしない男」イチロー(当時・オリックス)を相手に1試合3三振を奪うなど並み居る強打者を打ち取り、最終的に16勝5敗、防御率2.60をマーク。最多勝のタイトルを獲得し、高卒新人投手としては33年ぶりとなる新人王にも輝いた。
同年から3年連続最多勝、4度の最多奪三振など名実ともに球界を代表する投手へ成長。また、日本代表のエースとしてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2大会連続MVP、メジャーリーグの舞台でワールドチャンピオンに貢献するなど数々の栄誉を手にした。