高卒ルーキーで即戦力…プロ1年目から新人離れの成績残した投手5人
2022/09/01
産経新聞社
江夏豊
江夏は、大阪学院大高から1966年第1次ドラフト1位で阪神に入団。世代屈指の好左腕として注目を浴び、ドラフト会議では4球団が競合した。
高卒1年目は変化球を習得しておらず、ほぼ直球1本で勝負を挑んでいたというが、持ち前の剛速球で打者をねじ伏せた。同年は先発をメインに42試合(230回1/3)を投げ、12勝13敗と負け越したが、225奪三振、防御率2.74をマーク。惜しくも新人王選出とはならなかったが、最多奪三振のタイトルを獲得した。
その後、シーズン最多奪三振記録(401個)を樹立。オールスターゲーム9者連続奪三振など数々の伝説を残し、南海(現・ソフトバンク)移籍後は、抑え投手として投手分業制の礎を築いた。