高卒ルーキーで即戦力…プロ1年目から新人離れの成績残した投手5人
2022/09/01
産経新聞社
藤浪晋太郎
大阪桐蔭高から2012年ドラフト1位で阪神に入団した藤浪。高校3年時には、エースとして史上7校目となる春夏連覇を達成。特に夏の甲子園では準決勝、決勝で2試合連続完封勝利を飾るなど投手として高い完成度を見せつけた。
ルーキーイヤーから開幕ローテーションの座を掴み、開幕3戦目にプロ初先発。4月には初勝利を含む月間3勝を挙げた。夏場にも結果を残し、8月度の月間MVP(4勝、防御率1.09)を獲得。シーズン終盤は調子を落としたが、2桁10勝、防御率2.75をマーク。新人王は逃したものの、新人特別賞を受賞した。
同年から3年連続2桁勝利を挙げるなど順調な成長曲線を描いていたが、その後は制球難もあって成績が低迷。リリーフ起用も散見されるなど試行錯誤のシーズンが続いた。しかし、2年連続で開幕投手を務めた2022年シーズンは、491日ぶりとなる先発での白星を記録。その後も好投を続けており、完全復活を予感させている。