高卒ルーキーで即戦力…プロ1年目から新人離れの成績残した野手6人
2023/06/30
産経新聞社
張本勲
1年目成績:125試合、打率.275、115安打、13本塁打、57打点、10盗塁
張本は広島・松本商(現・瀬戸内高)から浪華商(現・大体大浪商)に転校したのち、野球部に入部。張本は主力として甲子園の切符を手にする。しかし不祥事が相次ぎ、張本の甲子園出場は叶わなかった。
1959年に東映に入団。松木謙治郎コーチの下、猛練習に励み「6番・レフト」として、開幕スタメンに名を連ねる。同試合では結果を出せずに途中交代となったが、翌日の試合でプロ初ヒットと初ホームランを放った。6月からは4番に座り、最終的に新人王を獲得する活躍をみせた。
その後は首位打者7回、日本プロ野球史上初の3000安打に加え、前人未到となる9年連続、16度のシーズン打率3割と数々の金字塔を打ち立てた。歴代2位の9666打数を数えながら、通算打率.319(同3位)の数字は圧巻だ。